国場川(豊見城市)

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 国場川(くくばがあ)・漫湖んかい流り入ゆる饒波川(ぬふぁがあ)。あがたあ那覇市(なふぁし)ぬ古波蔵(くふぁんぐぁ)まんぐら。タッチュウやとよみ大橋提(さ)ぎとおる支柱。左(ふぃざい)むてぃいぬや、今(なま)あ、ふぃる木(ぎい)ぬ林(やま)なとおしが、数十年前(すうじゅうにんめえ)ぬ写真見(ん)じいねえ、ぐなふぃる木ぬ、ちんじんとぅどぅ見(み)ゆる。元(むと)お干潟(かたばる)なやい、鳥(とぅい)ぬ来(ち)いまんどおたんでぃぬ事(くとぅ)。いきらさああしが、今(なま)ん白鳥(しらとぅい)ねえが、まるけえてぃ、物種(むんだに)漁(あさ)てぃ歩っちゅん。またなあふぃんぬ左むてぃいんかいや豊見城(とぅみぐしく)城址ぬあん。風(かじ)ぬとぅりとおる日(ふぃい)や、川(かあら)あ、しだちぇえる鏡(かがん)ぬ如(ぐとぅ)なゆん。


【日本語意訳】
 国場川・漫湖に注ぐ饒波川である。遠景は那覇市古波蔵一帯。塔のようなもlのはとよみ大橋を吊り下げている支柱である。左側は今はマングローブで覆われているが、数十年前の写真には小さく点在するマングローブが写る.。昔は鳥が群がる干潟だったらしい。今でも数は少ないが白鳥などが餌を求める姿がある。風の無い日は川は磨いた鏡のようになる。

2010年1月15日投稿分

【語句】
あがたあ=向こうは。
まんぐら=辺り。
タッチュウ=塔または塔のようなもの、塔頭が語源が?。
提ぎとおる=提げている。
ふぃる木=マングローブ。
ぐな=小さな。
ちんじんとぅ=まばらに。
ちんじんとぅどぅ見ゆる=まばらにしか見えない。「どぅ」は強調助詞で「見ゆん」の連体形「見ゆる」で結ぶ係り結び用法。平文だと「ちんじんとぅ見ゆん」となるが、「まばらに見える」となり、前者と意味は同じでも文のニュアンスが大分、異なる。現実の会話の多くは係り結び用法が用いられる。
来いまんどおたんでぃぬ事=多く飛んで来ていたとの事(直訳は『来多かったとの事』)。
いきらさあ、あしが=少なくはあるが。またなあふぃのお=またさらに(言えば)。
とぅりとおる日=凪いでいる日。
しだちぇえる鏡=磨いた鏡。

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