旧日本軍壕跡(那覇市)

旧日本軍壕小.jpg
 首里城(しゅいぐしく)ぬ地下(じいしちゃ)んかい旧日本軍第32軍ぬ司令部壕(がま)ぬあん。
 くまあハンタ山ぬ側(はた))ぬ入口(いいぐち)なとおん。
 城内(ぐしくうち)んかいん幾(いく)ちがなぬ出入(んじい)り口ぬあん。
 豊見城(てみぐしく)んかいある海軍壕ねえし、戦跡(いくさあとぅ)とぅしち見(み)しゆせえませえあらにんでぃぬ話(はなし)ん出(ん)じとおん。
 やしが、豪(がま)ぬ中(なあか)ぬ岩壁(しいくび)、天井(てぃんじょう)んでえや、さくさぬ、崩(くじ)りぎさああんやんでぃぬ事(くとぅ)。
 工(くう)すしん、んずらさ銭(じん)、費(てえ)すんでぃぬ事(くよく)やい、たでえまあ決(ち)わみららんでぃぬ事。
 何(ぬう)やらわん、首里城ぬ地下んかい司令部壕ぬあたる故(ゆい)に、あたら首里城や燃(め)えてぃ無(ね)えらんなたん。
 司令部お後(あとぅ)ぬうんじゅみ、摩文仁(まぶい)んかい退(ぬ)ち行(ん)じゃしが、司令部壕や文化財所(ぶんかぜえどぅくる)んかいあらんようい、いり構(かま)まあん所(とぅくる)んかい造(つく)いびちいやらんがあたら。

【語句】
首里城ぬ地下んかい旧日本軍第32軍ぬ司令部壕ぬあん=首里城地下に旧日本軍壕32軍司令部壕がある。
くまあハンタ山ぬ側ぬ入口なとおん=ここはハンタ山側にある入口である。(城壁の外側)
城内んかいん幾ちがなぬ出入り口ぬあん=城内にも複数の出入り口がある。
豊見城んかいある海軍壕ねえし、戦跡とぅしち見しゆせえませえあらに=豊見城にある海軍壕のように戦跡として公開すべきではないか
んでぃぬ話ん出じとおん=との話がある。
やしが、豪ぬ中ぬ岩壁、天井んでえや=だが、豪の中の岩壁や天井などは
さくさぬ、崩りぎさああんやんでぃぬ事=脆くて、崩れる危険があるとのこと。
工すしん、んずらさ銭、費すんでぃぬ事やい=修理するのも、多額の費用がかかかるの事であり、
たでえまあ決わみららんでぃぬ事=早急には決められないとのこと。
何やらわん、首里城ぬ地下んかい司令部壕ぬあたる故に=ともあれ、首里城の地下に軍の司令部があったために、
あたら首里城や燃えてぃ無えらんなたん=大事な(惜しい)首里城は消失してしまった。
司令部お後ぬうんじゅみ、摩文仁んかい退ち行じゃしが=司令部は結局、摩文仁に退いたのだが、
司令部壕や文化財所んかいあらんようい=軍司令部壕たるものは文化財のある場所ではなく、
いり構まあん所んかい造いびちいやらんがあたら=迷惑のかからない所に置くべきではなかったのか。

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