玉陵(那覇市首里)

玉御陵(小).jpg
「たまうどぅん(玉御殿)」んでぃ言(ゆ)ん。「たま」や「霊」ぬちむええやんでぃぬ考(かんげ)えんあん。
「玉」や「玉黄金」んでぃ言る言葉(くとぅば)んある通(とぅう)い、「宝物(たからむん)ぬ如(ぐとぅ)、美(ちゅ)らさん」でぃぬちむええぬあん。
首里城(しゅいぐしく)ぬ西(いり)んかいあん。第二尚氏ぬ御陵(はか)なやあに、世界遺産ぬんかい登録さっとおん。
第一尚氏ぬ御陵や浦添(うらしい)んかいあるぬ世(ゆう)どぅりやん。
諸(むる)、石造(いしづく)いなやあに、でえじな、重(んぶ)らあさん。
去(ん)じゃる沖縄戦(うちなあいくさ)ぬばす、首里城とぅ同(い)ぬ如(ぐとぅ)、壊(くう)さってぃ、今(なま)あるむぬお、戦後(いくさあとぅ)、造(つく)い直(のお)ちぇえるむぬやん。
世どぅりえ浦添城ぬ北(にし)むてぃいぬハンタんかいあしが、くぬ御陵あ平原(とうばる)んかいあてぃ、広々(ふぃるびる)とぅそおん。
観光客ん巡(みぐ)い易(や)っさる筈(はじ)。門前(じょうめえ)まんぐらぬ赤瓦(あかがあら)ぬ家(や)ぬ資料室?や今前(いまめえ)ぬむんがやら。

【語句】
「たまうどぅん(玉御殿)」んでぃ言ん=「たまうどぅん」と呼ぶ。
「たま」や「霊」ぬちむええやんでぃぬ考えんあん=「たま」は「霊」の意味だとする考え(説)もある。
「玉」や「玉黄金」んでぃ言る言葉んある通い=「玉」は「玉黄金」という語もあるように、
「宝物ぬ如、美らさん」でぃぬちむええぬあん=「宝物のように美しい」という意味がある。
首里城ぬ西んかいあん=首里城の西がわにある。
第二尚氏ぬ御陵なやあに、世界遺産ぬんかい登録さっとおん=第二尚氏の御陵で世界遺産にも登録されている。
第一尚氏ぬ御陵や浦添んかいあるぬ世どぅりやん=第一尚氏の御陵は浦添城にあるある「世どぅり」である。
諸、石造いなやあに、でえじな、重らあさん=すべて石造りになっていて、とても重厚な感じである。
去じゃる沖縄戦ぬばす、首里城とぅ同ぬ如、壊さってぃ=去る沖縄戦で首里城諸共、破壊あれ、
今あるむぬお、戦後、造い直ちぇえるむぬやん=現在あるものは戦後、復元したものである。
世どぅりえ浦添城ぬ北むてぃいぬハンタんかいあしが=世どぅりは浦添城の北側の崖にあるが、
くぬ御陵あ平原んかいあてぃ、広々とぅそおん=ここの御陵は平地にあって、広々としている。
観光客ん巡い易っさる筈=観光客も訪れやすいだろう。
門前まんぐらぬ赤瓦ぬ家ぬ資料室?や今前ぬむんがやら=門前(左側)の赤瓦建物の資料室?は最近のものなのか。

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