西海端ぬ朝明けえい(那覇市)

那覇西ぬ夜明き(小).jpg
 写真(しゃしん)や、まあがな他所国(ゆすぐに)ぬ景色(ちいち)ねえそおしが、那覇(なあふぁ)ぬ西海端(いりうみばた)ぬ朝明(あさあ)けえいどぅやる。
 波之上(なんみん)ぬ浜(はま)ぬ他(ふか)あ、いいくる空港(くうこう)とぅ港(んなとぅ)どぅなとおる。
 写真ぬ真(ま)ん中(なか)ぐるから左(ふぃざい)むてぃんかい太線(ぶっとうしん)ぬ如(ぐとぅ)し、伸(ぬ)びてぃ行(ん)じょうる陸橋(あぎばし)や、くぬ前(めえ)どぅ造(つく)らっとおるんでぃぬ覚(うび)いぬあしが、造らってぃから、なあ何十年(なんじゅうに)ぬんないん。
 今(なま)ぬ世(ゆう)や、まあぬ国(くに)ん同(い)ぬむんやら筈(はじ)やしが、都会(まちがた)ぬ生(じょう)じ様(よう)や、ふしがらんあい、実(じゅん)に目張(みいは)い事(ぐとぅ)やん。
 特(かわ)てぃ、物(むん)ぬ出(ん)じたい入(い)っちゃいすぬ港とぅか空港ぬある町やれえ、田舎(いなか)やかん、生じ様ぬうすませえ当(あ)たい前(めえ)がやらん分からん。
 色数(いるかじ)ある生(い)ち物(むし)ぬ中(なあか)んじん、互(たげ)えに連(ち)り揃(すり)てぃ、物作合(むぬづくえ)えぬないせえ、ホモサピエンスびけんどぅやる。言葉(くとぅば)使(ちか)てぃ唾(とぅんぺえ)飛(とぅ)ばする生ち物ややてぃん、コロナんかい負(ま)きらんたるホモサピエンス加那志(がなしい)…。

【語句】
写真や、まあがな他所国ぬ景色ねえそおしが=写真はどこか外国の景色みたいではあるが。
那覇ぬ西海端ぬ朝明けえいどぅやる=那覇の西海岸の夜明けの風景である。
那覇の西海岸は波之上ぬ浜ぬ他あ、いいくる空港とぅ港どぅなとおる=那覇の西海岸は波之上の浜辺等の他は殆ど空港か港である。
写真ぬ真ん中ぐるから左むてぃんかい太線ぬ如し=写真の中央ほどから左側にかけて太い線のように、
伸びてぃ行じょうる陸橋や、くぬ前どぅ造らっとおるんでぃぬ覚いぬあしが=伸びる陸橋が造られたのはこの前だったような記憶があるが、
造らってぃから、なあ何十年ぬんないん=造られてからもう何十年にもなる。
今ぬ世や、まあぬ国ん同ぬむんやら筈やしが、都会ぬ生じ様や=現代はどこの国も同じだとは思うが、都会の発展のしかたは、
ふしがらんあい、実に目張い事やん=非常なほどであり、実に驚くべき早さである。
特てぃ、物ぬ出じたい入っちゃいすぬ港とぅか空港ぬある町やれえ=特に物流の出入りのある港や空港のある都市の場合は、
田舎やかん、生じ様ぬうすまさしえ当たい前がやらん分からん=地方より発展度合の激しいのは当然なのかも知れない。
色数ある生ち物ぬ中んじん、互えに連り揃てぃ=数々ある動物の中でも互いに集合し、
物作合えぬないせえ、ホモサピエンスびけんどぅやる=ものづくりのできるのはホモサピエンスだけである。
言葉使てぃ唾飛ばする生ち物ややてぃん=言葉を操り。飛沫を飛ばす動物であっても
コロナんかい負きらんたるホモサピエンス加那志…=コロナウイルスに打ち勝ってきたホモサピエンス殿よ…

この記事へのコメント

  • うちなあぐち初心者

    我ぬ育ちゅたる町ぬ風儀え、くぬ十年変わらん景色やくとぅ、同ぬ中山ぬ間切やしが、県庁周辺地とぅぬ扱いぬ違いどぅく感じとおん。那覇市が沖縄ぬ価値しえないみ?
    2020年12月18日 18:20