ふぃずいぐゎあ(読谷村)



年末寒波3小.jpg 今度(くんどぅ)ぬ冬(ふゆ)ぬ寒(ふぃい)さあかわてぃ、長引(ながふぃ)ちゅるうそおん。
いっそうまぬ冬やれえ、寒さしん、よういニ三日(にさんにち)ぐれえどぅやしが、今度お、温(ぬく)ばあっとおる日(ふぃい、ひい)ぬどぅいんちゃさる。
海(うみ)んかい行(い)ちいねえ、波(なみ)ぬ荒(あ)りとおい、天(てぃん)や、いいくる雲(くぬ)ぬ広(ふぃる、ひる)がとおん。軽石(からし)ん荒波(あらなみ)なかい砕(くだ)かてぃ、けえ減(ふぃ、ひ)なてぃ居(をぅ)らあ、見(み)いらんなとおん。
「ぐゎあ」んでぃぬ言葉(くとぅば)あ、うじらあさるむんかいん言(ゆ)い、またみっくさるむぬんかいん言ん。
「ふぃずい」んかい「ぐゎあ」、たっ加(くゎ)あすしえ、うちなあんちゅにとぅてえ、みっくゎしむんぬっちむええがやら。
んちゃ、コロナ籠(ぐま)いしみらってぃんなあんあらん、ふぃいさ籠い迄(までぃ)しみらりいねえ、確(たし)かに、ふぃずいやみっくゎしむんやら筈(はじ)。
やしが、外(ふか)んかい出(ん)じいねえ、平生(ふぃいじい、ひいじい)とお変(か)わとおる景色(ちいち)ぬ観(ん)だりいん。

筆:比嘉清。

今度ぬ冬ぬ寒さあかわてぃ、長引ちゅるうそおん=今年の冬の寒さは特に長引いている。
いっそうまぬ冬やれえ、寒さしん、ようい=普段の冬であれば、寒いのも、ほんの
ニ三日ぐれえどぅやしが、今度お=ニ三日ほどなのであるが、今年の場合は、
温ばあっとおる日ぬどぅいんちゃさる=暖かい日の方が、短いのである。
海んかい行ちいねえ、波ぬ荒りとおい、天や=海へ行けば、波は荒れているし、空は
いいくる雲ぬ広がとおん。軽石ん荒波なかい=たいてい、雲が広がっている。軽石も荒波に
砕かってぃ、けえ減なてぃが居らあ、見いらんなとおん=砕かれて減ってしまったのか見えない。
「ぐゎあ」んでぃぬ言葉あ、うじらあさるむんかいん=「ぐゎあ」という語は可愛いものにも
言い、またみっくさるむぬんかいん言ん=言うし、また憎らしいものにも言う。
「ふぃずい」んかい「ぐゎあ」、たっ加あすしえ=「寒波(寒さ)」に「ぐゎあ」を付けるのは
うちなあんちゅにとぅてえ、みっくゎしむんぬっちむええがやら=沖縄人にとって憎らしいつもりで付けたのかだろうか。
んちゃ、コロナ籠いしみらってぃんなあんあらん=なるほど、コロナ籠りの上にさらに、
ふぃいさ籠い迄しみらりいねえ、確かに=さむさ籠りまでさせられたのでは、確かに
ふぃずいやみっくゎしむんやら筈=寒さは憎らしいものなのかしれない。
やしが、外んかい出じいねえ、平生とお=だが、外出しれば、普段とは
変わとおる景色ぬ観だりいん=変わった風景が見られる。

筆:比嘉清。

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