喜屋武ハーリー(糸満市)

喜屋武ハーりー2023s.jpg

 写真(しゃしん)や「あがいバーリー」。
 糸満(いとぅまん、いくまん)ぬんかいやハーリーや三所(みとぅくる)んかいあん。
 糸満、名城(なあぐしく)あんしくまぬ喜屋武(ちゃん)ぬ三所。
 昔(んかし)からいいくる、「ハーリー鉦(がに)ぬ鳴(な)いねえ梅雨(ちゆ)ぬ明(あ)きいん」んでぃ、言(い)らっとおしが、今度(くんどぅ)お糸満ぬん名城ん梅雨ぬ明きらんまあどぅ、フライング風儀(ふうじい)さあに、ハーリ―勝負(しゅうぶ)けえしそおたしが、うりん済(し)むん。
 だあ、あんせえ、今度お空梅雨(んなちゆ)どぅやたい、また、3~4年(さんゆにん)が間(うゑえだ)、コロナ故(ゆい)にならんたくとぅ、肝焦(ちむあ)さがちんあいがすたら。
 やしが、くま喜屋武ぬばあや、いいばす、梅雨明きぬ日(ふぃい)やたん。
 前(めえ)ぬ日(ふぃい)や雨(あみ)ぬ降(ふ)やあに、なあ明日(あちゃ)あ晴(は)りぬ前知(めえし)らしやたくとぅ、気象庁(ちしょうちょう)ん、「とお今(なま)やさ」んでぃち、「梅雨明(あ)き叫(あ)びい」がしちゃら。
やしが、コロナや又(また)ふい返(けえ)ちょおん。

筆:比嘉清。

写真や「あがいバーリー」=写真は「結びのハーリー」。
糸満ぬんかいやハーリーや三所んかいあん=糸満市ではハーリーは三か所にある。
糸満、名城あんしくまぬ喜屋武ぬ三所=糸満、名城そしてここの喜屋武の三か所。
昔からいいくる、「ハーリー鉦ぬ鳴いねえ梅雨ぬ明きいん」んでぃ=昔からよく「ハーリ―鉦が鳴れば梅雨が明ける」と
言らっとおしが、今度お糸満ぬん名城ん=言われているが、今年は糸満も名城も
梅雨ぬ明きらんまあどぅ、フライング風儀さあに=梅雨が明けない中にフライング的に
ハーリ―勝負けえしそおたしが、うりん済むん=ハーリ―競争を終えたが、それも仕方ない。
だああんせえ、今度お空梅雨どぅやたい、また=だって、今年は空梅雨だったのであり、又、
3~4年が間、コロナ故にならんたくとぅ=3~4年もの間コロナ禍でできなかった事もあって
肝焦さがちんあいがすたら=焦りもあったのあろうか。
やしが、くま喜屋武ぬばあや、いいばす、梅雨明きぬ日やたん=だが、ここ喜屋武の場合は、タイミングよく梅雨明けの日だった。
前ぬ日や雨ぬ降やあに、なあ明日あ晴りぬ前知らしやたくとぅ=前日は雨で翌日は晴れの予報だったので、
気象庁ん、「とお今やさ」んでぃち=気象庁も「それ今だ」とばかり、
「梅雨明き叫びい」がしちゃら=「梅雨明け宣言」をしたのだろうか。
やしが、コロナや又ふい返ちょおん=だが、コロナは再びぶり返している。

筆:比嘉清。

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