緋寒桜(八重瀬町)

八重瀬公園桜small.jpg
 島尻(しまじり)まんぐらぬ桜(さくら)あ、今(なま)どぅ万事(ばんじ)やる筈(はじ)やしが、八重瀬(いぇえじ)公園(くういん)ぬ桜あ終(う)わいがたあがやたら、きっさ、芽(みどぅい)ぬ出(ん)じとおたん。
 山桜(やまざくら)んでぃん、言(い)らっとおるあたいやくとぅ、うちなあぬ桜あ、いいくる山まんぐらんかいまんどおん。
 前(めえ)や二年越(ににんぐ)しいぐれえなかい、見(ん)じいが行(ん)じゃるむぬやしが、コロナ世(ゆう)ぬ間(いゑえだ)あ、行(い)ちゆさんたくとぅ、なあ五年(ぐにん)びけえ見(ん)だんたん。
 桜ぬ木(きい)や自(どぅう)ぬ家(やあ)んかい一本(いっぷん)やあしが、やっぱし、諸桜(ぶりざくら)、見だんでえ、肝(ちむ)おふぃがん。
 実(じゅん)にやれえ、山から見(み)いゆる遠(とぅう)さる景色(ちいち)ん見物(みいむん)やしが、冬(ふゆ)おPM2.5ぬ節(しち)どぅやくとぅ、夏(なち)ぬ如(ぐと)お、美(ちゅ)らむぬおあらん。
只(ただ)、直(しぐ)ぐ側(すば)ぬ八重瀬城(いぇえじぐしく)んかい入(い)ららんねえし、けえ囲(かく)らっとおたる事(くと)お、いふぃえ、肝掛(ちむが)かいやたん。
 文化財(ぶんくゎぜえ)守(まむ)ゆしえ当(あ)たい前(めえ)やしが…。

筆:比嘉清。

島尻まんぐらぬ桜あ、今どぅ万事やる筈やしが=南部島尻方面の桜は今頃が万事であるはずだが、
八重瀬公園ぬ桜あ終わいがたあがやたら=八重瀬公園の桜は終り頃なのか、
きっさ、芽ぬ出じとおたん=とっくに新芽が出ていた。
山桜んでぃん、言らっとおるあたいやくとぅ=山桜と言われているほど、
うちなあぬ桜あ、いいくる山まんぐらんかいまんどおん=沖縄の桜は、大抵、高地に多い。
前や二年越しいぐれえなかい、見じいが行じゃるむぬやしが=以前は二年越しに見物に行ったが、
コロナ世ぬ間あ、行ちゆさんたくとぅ=コロナ禍の間は行けなかったので、
なあ五年びけえ見だんたん=もう五年ばかり、見てないのである。
桜ぬ木や自ぬ家んかい一本やあしが、やっぱし=桜の木は自分の家庭にも一本はあるが、やはり、
諸桜、見だんでえ、肝おふぃがん=まとまった桜のを見ないと、満足しない。
実にやれえ、山から見いゆる遠さる景色ん見物やしが=本来だと、山からの遠景も見物なのだが、
冬おPM2.5ぬ節やくとぅ夏ぬ如、美らむぬおあらん=冬はPM2.5の季節なので夏ほど美しくない。
只、直ぐ側ぬ八重瀬城んかい入ららんねえし=只、隣の八重瀬城に入れない様に
けえ囲らっとおたる事お、いふぃえ、肝掛かいやたん=囲いがされていた事は気がかりだった。
文化財守ゆしえ当たい前やしが…=文化財を保護する事は当然であるが…。

筆:比嘉清。

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