ホロホロ―の森(八重瀬町)

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 くぬ写真(しゃしぬ)かいある道(みち)え町(まち)ぬちゃんとぅそおる「遊歩道」やしが、実(じゅん)にジャングルねえそおん。
 「ホロホロ―」んでえ、ヤブニッケイぬ木(きい)んでぃぬちむええやんでぃぬ事(くとぅ)。
 くぬ森(むい)やいいくるホロホロ―ぬまんどおん。
 入口(いいぐち)、見(ん)じいねえ、誰(たあ)がん歩(あ)っかりいるただぬ「遊歩道」ぎさしが、入(い)っち見(ん)いじねえ、上(ぬぶ)たい下(うり)りたいぬ強(ちゅう)さぬ年寄(とぅしゅ)いがあ、あまさぬふしがらん。
 海端迄(うみばたまでぃ)570ミーターびけえんでぃぬ案内(あんねえ)やしが、真(ま)っ直(し)ぐ道んかいしいねえ、うぬ何倍(なんべえ)んある筈(はじ)。
 又(また)、道半(みちなか)ら半らぬまあんくぃいんじ、倒(とお)りとおる木ぬまんどおくとぅ、ゆくん歩っちぐりさん。
 いかな町公持(まちぐむ)ちぬ「遊歩道」やんでぃち言(い)ちん、道半らんじ何(ぬう)ぬがあら分(わ)からんくとぅ、自一人(どぅうちゅい)しえ、じょうい行(い)かんしえまし。

筆:比嘉清。


くぬ写真ぬんかいある道え町ぬちゃんとぅそおる=この写真にある道は町のちゃんとした
「遊歩道」どぅやしが実にジャングルねえそおん=遊歩道なのであるが、ジャングルそのものだ。
ホロホロ―んでえ、ヤブニッケイぬ木ぬちむええ=ホロホロ―とは、ヤブニッケイの木の事。
くぬ森やいいくるホロホロ―ぬまんどおん=この森はホロホロ―の木だらけだ。
入口、見じいねえ、誰がん歩っかりいるただぬ=入口を見れば、誰もが通れるただの
「遊歩道」ぎさしが、入っち見いじねえ=遊歩道のようだが、(いざ)入ってみれば、
上たい下たいぬ強さぬ年寄いがあ、あまさぬふしがらん=上り下りがきつく、高齢者には酷だ。
海端迄570ミーターびけえんでぃぬ案内やしが=海岸まで570メートルほどとの案内だが、
真っ直ぐ道んかいしいねえ、うぬ何倍んある心地=上り下り等を延べるとその何倍もある感じだ。
又、道半ら半らぬまあんくぃいんじ、倒りとおる木ぬ=また、途中途中の至る処に倒木が
まんどおくとぅ、ゆくん歩っちぐりさん=多いので、さらに歩きづらい。
いかな町公持ちぬ「遊歩道」やんでぃち言ちん、道半らんじ=いくら公的遊歩道であるといっても
何ぬがあら分からんくとぅ、自一人しえ、じょうい行かんしえまし=何があるか分からないので、一人では決して行かない様にすべきだ。

筆:比嘉清。


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